Phantom3用球体フレーム マンホールの中へ

This report is Japanese version only.
 

1 お客様のご要望

 
(1) 今回、お客様から可能であれば PAUI Oasis3 for Phantom3 (DJI Phantom 3 用回転球体フレーム)を直径60cmのマンホールの中へ入れたいというご要望をいただきました。たぶんマンホール下の下水道等を検査するのでしょうか。


 
(2) そこで直径60cmのマンホールの模型を作ってみました。


 
(3) 球体フレームを地球に見立てた場合の赤道部分を重ねます。球体フレームの最大直径は75cmです。物理的に入りません。


 

2 下水道

 
(1) ただ、ちょっと気になって下水道等をネットで覗いてみたら、狭くて暗いイメージと違います。美しいのです。


(http://japaneseclass.jp/dictionary/%E4%B8%8B%E6%B0%B4%E9%81%93より)
 
(2) すごい。俄然やる気が出てきました(下記写真は地下鉄?)。

sewer2
 

3 PAUI Oasis3 for Phantom3 マンホールの中へ

 
(1) あらためて直径75cmの球体フレームの赤道部分を直径60cmのマンホール模型に重ねます。


 
(2) 球体内部には10角形の黒色ジンバル大と8角形の黒色ジンバル小があります。


 
(3) この部分のジンバル大とマンホールの差は1cm弱です。


 
(4) 反対の、この部分のジンバル大とマンホールの差も1cm弱です。


 
(5) 球体フレームの左右2箇所のカーボン棒をジンバル大にテープで貼り付けます。


 
(6) 右側です。


 
(7) 左側です。


 
(8) 球体フレーム赤道部分をマンホール面と垂直にします。このように赤道面はよじれています。こうすると球体フレーム赤道部分はぎりぎりマンホールに入ります。


 
(9) 2人でマンホールに入れる場合は、(5) 「球体フレームの左右2箇所のカーボン棒をジンバル大にテープで貼り付ける」必要はなく、1人の方はジンバル大小を入れ、もう1人の方は赤道面をねじってマンホールに入れることができます。


 
(10) 下の写真は球体フレームの上半分と、中央に上側機体出し入れ口(星型の5本のカーボン棒)です。今回は球体の下半分にも、下側機体出し入れ口を設けています(≒マンホールに通すために接着していません)。


 
(11) 左右を狭めます。これで左右はマンホールに入ります。


 
(12) 球体フレーム上半分をマンホール面と垂直にします。こうすると球体フレーム上半分はマンホールに入ります。同様に球体フレーム下半分もマンホールに入ります。


 
(13) 球体フレームの上半分、赤道部分、下半分は、カーボン棒を青色ジョイントに差し込んで固定します。今回、上半分、赤道部分、下半分を外れにくくするように、上半分のカーボン棒、および下半分のカーボン棒の先端にアロンアルファを着けて乾かして、太くしています。したがって相当程度の強度はあります。しかし上半分、赤道部分、下半分の接続は本来アロンアルファで完全接着している部分で、本来と比べると強度は劣ります。


 
(14) そこで念のため赤道部分に強力透明布粘着テープを貼り付けます(赤道部分を一周します)。写真は撮影用に緩やかに巻いていますが、できるだけ上半分および下半分のカーボン棒に強く貼り付けます。


 

以上で PAUI Oasis3 for Phantom3 を直径60cmのマンホールの中へ入れることができます。そして無事に納品することができました。さらに後日お客様から無事に業務を完了した旨のご連絡をいただきました。
 
良かったです。それにしてもマンホールの下の美しい下水道、マニアになりそうです。