イワサキ球体ガード13 for ANAFI USA 球体ガードの取付け・飛行手順

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1 ANAFI USA 本体への球体接続軸の取り付け

 
(1) 球体接続軸は、下の写真の棒状のものです。これを ANAFI USA 本体に取り付けます。この取り付けは、強力なマジックテープ(マジロック、耐荷重は1平方cm当たり2kg)を利用します。


 
(2) まず同梱する長さ60mm、幅25mmのマジックテープ2本(マジロックAと記載します)を下図のように ANAFI USA のバッテリーに貼り付けます。以上でマジロックAの貼り付けは完成です。そして恐縮ですが、このマジロックAは、磨耗して交換が必要な場合等以外、張り続けていただきますようお願い致します。


 
(3) 次にマジックテープ(マジロックBと記載します)の付いた球体接続軸を ANAFI USA の重心位置(前後が水平になる位置)に取り付けます。つまりマジロックAにマジロックBを張り合わせて固定します。この際、機体を地面等に置いたまま強く張り合わせるとアームに負担がかかりますので、必ず機体を手で持って張り合わせてください。


 
(4) 以上で ANAFI 本体への球体接続軸の取り付けは完成です。なお、取り付けの強度について付言します。

1. まず最も重要な、離陸、飛行中、着陸までの球体ガードと機体の関係は、球体ガードが機体にぶら下がっています。このとき球体ガードの重みはマジロックAとマジロックBを張り合わせる力となります。したがってはがれません。

2. 飛行中に球体ガードが壁などに衝突しても、耐荷重1平方cm当たり2kgのマジロックの張り合わせは強力なので、ずれたり、はがれたりしません。マジロックAと機体の貼り付け、マジロックBと球体接続軸の貼り付けも強力です。

3. 離陸前と着陸後の球体ガードと機体の関係は、機体が球体ガードにぶら下がっています。このとき機体の重みでマジロックAとマジロックBをはがす力が働きます。しかし ANAFI USA の総重量は500gと軽く、他方マジロックの耐荷重は1平方cm当たり2kgなのではがれません。
 

2 下方センサーを黒色シールで塞ぐ

(1) 【最重要】図の下方センサーを光を通さない黒色シール(マジロックなど)で塞ぎます。

(2) 【最重要】これを忘れるまたは不十分だと、下方センサーが球体ガードを感知して、ドローンが大きく横揺れしたり上昇してしまいます。

 

3 上側の機体出し入れ口

 
(1) 球体接続軸を取り付けた ANAFI USA は球体の機体出し入れ口から出し入れすることができます(動画は DJI Mavic Air ですが同様です)。


 
(2) 具体的には、まず球体内の黒色8角形(小ジンバルといいます)にある2つの4cm弱の長ネジに注目してください。次に、片方の長ネジはマジックテープを剥がすと外れますので、外してください。そして残りの長ネジを球体接続軸の穴に差し込みます。最後に外れていた長ネジを球体接続軸の穴に差し込んで、マジックテープで固定します。ANAFI USA をなるべく水平にしてください。以上で取り付け完了です(写真は Parrot ANAFI ですが同様です)。


 
(3) 上側の機体出し入れ口
上側の機体出し入れ口は取り外しが必要ですから瞬間接着剤を絶対につけないでください。

備考:機体出し入れ口の黒色のカーボン棒を何十回も青色ジョイントに差し込むと、差し込みが緩やかになってすぐに外れることがあります。これは空中で機体出し入れ口が外れることにつながりかねず危険です。このような場合は黒色のカーボン棒の先端2mm部分に瞬間接着剤をつけてカーボン棒を太くしてください。外れにくくなります。ただし瞬間接着剤が乾くまで青色ジョイントに差し込まないでください。
 

4 バッテリーの取り外し

 
バッテリーの取り外しは、マジックテープの上から押せば通常どおり取り外せます。下記動画をご参照ください(動画は Parrot ANAFI ですが同様です)。


 

5 性能

(1) 【最重要】球体ガード総重量188g+機体の総重量(バッテリー等全て含む)500g=688gです。ペイロード(安定飛行総重量)は当社測定で750gです。

 

(2) 【最重要】飛行時間は約15分です。モニターのバッテリー残量をご確認しながら警告表示が出たら速やかに着陸させてください。

 

6 飛行手順

 

※初フライトは可能な限りGPS環境下で行ってください(安定飛行をするため)。

 

(1) ANAFI USA 本体の電源オン、送信機の電源オン、FreeFlight6 USA アプリオン。

 

(2) 【重要】FreeFlight6 USA アプリ内でパイロットモードを手動フライトにする(デフォルトは手動フライト)。


 

(3) 【最重要】磁力計(コンパス)キャリブレーションを行う。

①赤丸をクリック

②赤丸をクリック

※モーターを止める(=プロペラを止める)たびに必ず行ってください。これを忘れると機体が左右に揺れて制御できなくなることがあります。

※1フライト後、バッテリー残量に余裕があり2フライト目を行う場合は以下となります。
①1フライト後、モーターをかけ続けたまま(=プロペラを回し続けたまま)であれば、コンパスキャリブレーションの必要はなく、2フライト目も安定飛行します。
②これに対して1フライト後、モーターをいったん止める(=プロペラを止める)と、2フライト目は安定飛行しません。この場合はコンパスキャリブレーションおよび下記(4)水平な地面等におく作業が必要です(モーターを止めるとメインコントローラー(MC)は水平な位置に着陸したと判断します。ところが実際には球体の中でドローンは斜めに揺れています。そこで、この時点でMCは水平位置を把握できなくなるため、2フライト目は安定飛行しないと思われます)。
 

(4) 【最重要】ANAFI USA を水平な地面等におき、メインコントローラー(MC)に水平位置を記憶させる(約10秒)。

※モーターを止める(=プロペラを止める)たびに必ず行ってください。これを忘れると機体が左右に揺れて制御できなくなることがあります。
 

(5) ANAFI USA を球体ガードに入れてセットする。

 

(6) 自動離陸

 

(7) 【最重要】飛行中に急激な右回り(または左回り)を行わない。

※急激な右回り(または左回り)をすると、機体が左右に揺れて制御できなくなることがあります。
 

(8) 自動着陸

 

(9) ANAFI USA を球体ガードから取り外し

 

以上です。