PAUI 球体ドローン 4 for Matrice100 球体ガードの取付け・飛行手順

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1 カメラジンバルの取り付け

 
下の写真のようにカメラジンバルを Matrice 100 の上側に取り付けます。2017年9月13日現在、カメラジンバルを上側に付けると、タブレットの受信映像が上下逆さまになることが確認されました。

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2 Matrice 100 本体への接続軸の取り付け

 
(1) 下の写真のように Matrice 100 本体に接続軸を取り付けて固定します。

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(2) まず Matrice 100 に付属する下記写真の黒い四角のボックス(エクステンダーKITといいます)に接続軸(約82cmのカーボン軸に中心板が付いたものです)を取り付けます。

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(3) 裏側はこんな感じです。ナットをしっかりと締めてください。球体フレームはこのナットで支えられます。

【最重要】念のため飛行前にナットの締まり具合を確認してください。

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(4) ネジは上から差し込むのが基本です。なぜなら下から差し込むのは難しいからです。ただし特殊な工具等で下から差し込むことができれば、エクステンダーKITと一層強力に固定できるので、そのほうがベターです。なお写真の DJI Guidance は別の商品です。Matrice 100 には付属しません。

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3 球体の組み立て

 
(1) 黒色のカーボン棒を6角形の青色ジョイントに差し込んで半球を球体にしてください。左側シールの6角形に左シールの2本のカーボン棒を差し込みます。同様に右側シールの6角形に右シールの2本のカーボン棒を差し込みます。同様に残りの6角形の青色ジョイントに黒色のカーボン棒を差し込みます。保管、移動時に半球にする必要のある場合は、瞬間接着剤をつけないでください。
 
(2) 上側の機体出し入れ口は取り外しが必要ですから絶対に瞬間接着剤をつけないでください。

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(3) 下側の機体出し入れ口は梱包のために外しているだけですので、瞬間接着剤をつけて、外れないように固定してください。
 
備考:黒色のカーボン棒を何十回も青色ジョイントに差し込むと、差し込みが緩やかになってすぐに外れることがあります。これは球体が空中で半球に割れることにつながりかねず危険です。このような場合は黒色のカーボン棒の先端5mm部分に瞬間接着剤をつけてカーボン棒を太くしてください。外れにくくなります。
 
 

4 性能

 
(1) PAUI 回転球体ドローンガード4 for Matrice100 球体最大直径:116.5cm、球体ドローンガード総重量:1160g
 
(2) 最大風圧抵抗: 風速8m/s
 
(3) 球体ガードは Matrice 100 を出し入れする箇所、半球にする箇所の2箇所を取り外すことができます。出荷時は取り外した状態です。
 
(4) Matrice 100 のモーターは4つ合わせて最大推力(持ち上げる力)約8800gです。PAUI 回転球体ドローンガード4 for Matrice100の総重力は3762g(TB47Dバッテリー搭載時)または3838g(TB48Dバッテリー搭載時)なので十分な余裕があり、安定飛行します。しかし飛行時間に影響します。→(3)
 

(5) 【最重要】飛行時間は11分(TB47Dバッテリー搭載時)から14分(TB48Dバッテリー搭載時)です。モニターのバッテリー残量をご確認しながら警告表示が出たら速やかに着陸させてください。

 

(6) 【最重要】Matrice 100 本体の総重量を2900g以内にしてください。

回転球体ガード装着時は、Matrice 100 本体の総重量を2900g以内にしてください。回転球体ドローンガードの総重量は約1100gですので、合計総重量は4000g以内となります。これより重くなると安定飛行できない可能性があります。例えば Matrice 100 はバッテリーを2個搭載できますが(デュアルバッテリー)、回転球体ガード装着時はデュアルバッテリーを使用しないでください。
 

(7) 【最重要】DJI Guidance を併用しないでください。

回転球体ドローンガード装着時は、DJI Guidance (ビジョンポジショニングシステム)を使用しないでください。DJI Guidance のビジョンポジショニングシステムは距離30cmから動作します。回転球体ドローンガードは DJI Guidance 機器から30cm以上離れています。もし DJI Guidance のビジョンポジショニングシステムが回転球体ドローンガードを壁や地上と誤認すると暴走するおそれがあります。
 
 

5 飛行手順

 

(1) 【最重要】ナットの締まり具合を確認

念のため飛行前にナットの締まり具合を確認してください。

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(2) 送信機の電源オン、DJI Matrice 100 本体の電源オン、DJI GO アプリオン。
 

(3) 【最重要】よこ360度回転、たて360度回転のコンパスキャリブレーションを行う。

※バッテリーを交換するたびに必ず行ってください。これを忘れると機体を制御できなくなることがあります。

※1フライト後、バッテリー残量に余裕があり2フライト目を行う場合は以下となります。

①1フライト後、モーターをかけ続けたまま(=プロペラを回し続けたまま)であれば、コンパスキャリブレーションの必要はなく、2フライト目も安定飛行します。

②これに対して1フライト後、モーターをいったん止める(=プロペラを止める)と、2フライト目は安定飛行しません。この場合はコンパスキャリブレーションおよび下記(4)水平な地面等におく作業が必要です(モーターを止めるとメインコントローラー(MC)は水平な位置に着陸したと判断します。ところが実際には球体の中でドローンは斜めに揺れています。そこで、この時点でMCは水平位置を把握できなくなるため、2フライト目は安定飛行しないと思われます)。
 
(4) Matrice 100 を水平な地面等におき、GPS信号を捕らえるまで待つ。

※機体を水平な地面等におくことで、メインコントローラーに水平位置を記憶させます。これを忘れると機体を制御できなくなることがあります。
 
(5) Matrice 100 を回転球体ドローンガードに入れてセットする。下記をご参照ください。

Phantom 4 の動画ですが手順は同じです。


 

(6) 【最重要】手動による離陸

プロポの2本のスティックを手前内側に倒してモーターを始動し、上昇用スティックを徐々に上げる手動による離陸を行ってください。DJI GO アプリによる自動離陸を使わないでください。自動離陸を使うとメインコントローラーは自動離陸の際にドローンが通常より重いのでモーター出力がオーバーロードしていると誤認識し、モーターオーバーロードの警告がアプリ上で表示され、その後に過放電というWARNINGが出る可能性があります。
 

(7) 【最重要】手動によるソフトな着陸

※回転球体ドローンガードに過度な衝撃を与えないようにソフトな着陸を行ってください。具体的には高度10cm~20cmで下降をいったん止めて、そこからゆっくりと着陸させてください。DJI GO アプリによる自動着陸を使わないでください。特にコンクリートへ着陸するときはご注意ください。
 
(8) 機体本体を回転球体ドローンガードから取り外し
 
※回転球体ドローンガードが地上にある場合、球体ドローンガードとその中の10角形のワク(ジンバル大といいます)は接することがあります。これは球体の大きさと軽さの観点から、球体ドローンガードとジンバル大の最短距離を1cmにしているためです。いったん飛行すると接することはありませんのでご安心ください。
 

以上です。